どんな事を考えていかなくてはならないでしょうか、職業としての「デザイナー」とは何なのかを今一度考えてみましょう。デザイナーだから絵を描く、文字を書きそれをそろえる、イラストを描く、それを配置する。背景の色を考える、クライアントと打ち合わせしながらコンテンツを完成させていく。アナログで思考しデジタル化する。これらが一連となって仕上がっていくデザインという商品。しかし、これらの一連の作業はすべてクライアントにとっての手段を提供することで報酬を受けるのです。
デザインはある種の問題解決のための手段であるという事をまず認識します。
ということでありますから、デザイナーは色々な業界のビジネスの流れや仕組みを知っておく必要があります。
デザインの仕事といっても、以上の理由から専門的にある業界に精通していて、その業界に特化したデザイナー、
全般的にどんな業界のことも対応しますといったデザイナー・・・様々ではあります。いずれを選ぶかはデザイナーの心構え次第ですがいずれにしても消費者の動向だけは知っておく必要があります。
マーケッターとしての素養が今必要であります。
私の場合はもともとが飲食店出身ですので外食店、旅館、ホテルなどのお客様商売に強いデザイナーという事になります。これらのビジネスモデルのすべての段階、特に立地にマッチするデザイン、店内の装飾、販促の在り方などに精通、さらに料理人としての美的感覚などは体験上から様々なコンセプトに於いての料理デザインを心がけていました。・・・少し宣伝
お客に喜ばれてのデザインだと認識しています。
独りよがりになりがちな職人デザイナーを否定するのではありませんが
目的と手段だけは取り違えないように自戒している次第です。