2025年09月23日

デザイナー所感

人生というものは日々の何気ない平凡な出来事によって淡々と過ぎていきます。その淡々と流れる時の経過に時たま事件が勃発し、或る時は慌てパニックになり、ある事件は今までの体験によって培われたノウハウによって解決していく。


 今回はどうだったか、何が問題で発生したのか、その原因とは何だったのか、こうすればよかったとかまずかったとか・・様々に問題解決という行為によって、僕たちの人生はより豊かなものになって行くのである。


 個人的な問題も団体における問題も同様な思考プロセスによってルール化しておくと便利であります。

チェーンストアの教科書にはこれらの一連のプロセスを標記のごとく「観察・分析・判断」という思考プロセスを解説しています。

観察とは文字通り客観的に現象、出来事を観るという事(見るという言葉でなく観るといった点は物事を俯瞰しているということでこの時点で一切の固定観念なるものを排除し純粋に出来事のみを観るという事)

であって、出来事を記録するという事になっています。例えばあるチェーンストアの中で品切れが続出している。という指摘をお客様から頂いたとする。この事件を観察したという事です。

分析とは観察した結果からその原因を探るという行為となり、いろんな角度から分析していきます。この品切れというケースを考えてみよう。


 まず売り場にその商品がなかったという事から導かれる要因の一つはバックヤードに在って売り場にない、つまり陳列計画の問題であって現場作業が停滞していたか・・・要因2として仕入れのミスの場合は仕入れ先に在庫が不足していたかもしくはストア担当者の仕入計画のミスかはたまた流通経路でのトラブルか、などがあげられる・・・こうした分析を瞬時に行うべしと教科書にはかいてあります。

 突き詰めていくといくつかの要因の大本は日々の在庫管理に尽きるという事になります。棚卸による在庫、POSシステムの活用方法の精度アップによる商品出数の予測と自動発注の仕組み、発注時点とリードタイムの関係、ロット数、広告の有無、重点販売の仕組みの改善など多くの要因が考えられるのです。これらを「分析する」といい次の「判断」という事になります。所謂実行段階に移るわけですが果たしてそれでいいのかという事を日々検証していき、再度観察というところにもどっていくのです。


プラン・ドゥ・シーといったマネジメントサイクルでいえば観察とはシーの事、プラン・ドゥーは判断と分析

という事でしょうか


 さて、2500年前にお釈迦様がとなえられた「八正道」という教えは見事に上記の点を捉えています。八正道とは自らをいかにマネジメントしていくかの方法論として大変興味深い教えであります。

 八正道とは 正しく見る 正しく思う 正しく語る 正しく仕事をする 正しく生きる 正しく道に精進する 正しく念じる そして正しく定にいる。の八つになります。


 正しく見るということは正しく観察するという事になるだろうし、正しく思うとは正しい生き方の基準をもって考えようという事だから

正しく語るとはみんなが理解できる言葉を使おうということになり正しく仕事をするということは正確な行動、作業をせよという事になります。正しく生きるという事は自然の理屈、物理学上の定理を活用しろという事とそれらと調和していこうという科学が存在している事を知れということ 正しく精進せよとは人間関係の上でも正しく見、思い、語り 行為せよという事を言われている。


 正しく念じとは・・・念とは願いであり願望でありある意味目標なのだから、綿密な計画を立てろという事

定にいるとは、すなわち反省して日々の生活に生かせよといっていると思うわけです。


 反省は必ず善意なる第三者の立場で自らの想ったこと行ったことについて観察するといった姿勢を持つことが大切であり、普段の自分を省みるという作業はなくてはならないものだと思っています。

 仕事も人間関係も家庭環境も身体の健康もすべてはうまくいくようになっているのにそうなっていない項目があるとすればそれは自己中心的な思いと行いが障害になっているのです。







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2025年08月27日

自己ブランドの構築

IMG_6344.JPG一時期「自分探し」などという言葉が一部の若者たちの間ではやった。

今おかれている状況は自分らしくなくてつまらない、だからといって何にが自分にとって正解なのかもわからない・・・旅に出てそれを探そう・・・といった周りから観たら実に浅はかであり、滑稽な若者だなぁなんてしたり顔している自称成熟した顔をした大人たちがいる。そんな大人がたびたび転職しているのであってそれもまた「自分探し」ではないのかと思う次第である。

そもそも人間とは何か?人生の意味は何か?などといった哲学的な思索にふけることも、実のところ日々刻々と流れて今という現実を創っている事に気づくことなく思っているだけなのだ。

 過去があり今があるという事を知るならば、今の自分は過去の自分が創り上げた一つの作品のようなものである。という事を認識したうえで本来の自分を改めて創り上げていこうではないか。

本来才能能力というのは万人が有するものである、それぞれが個性豊かな人間たちから成り立っているのがこの世界なのに、そのことを忘れている人々の多いこと。

おおよそ、才能能力を発揮したいのにできないという人の特徴を挙げてみると

1.常に心の中に怒り・愚痴・不平不満・後悔・疑い・足ることを知らない欲などが渦巻いている

2.過去のことにこだわっていて一種の固定観念の塊になっている・・・蚤のサーカスの話し

3.不平不満がありながらも現状に甘んじている・・・ゆでガエルの話し

4.どうせ自分なんかといった未来を悲観している

これらの心がある以上本来の自分にはたどり着けないのである。


モヤッとして漠然とした思いだけではこれらの問題は皆生できないという事を知らなければならない。

 自分ブランド確立のために必要な第一歩として理想の自分を紙に書くことを勧めている。

 書くことによって思うことが整理され方向性を見出せるようになり具体化のための行動が起こしやすくなるというわけだ。

 自分を俯瞰して観る・・・自分を第三者、客観的に観ることによって冷静になれる。

 今や世界一のアスリートといわれる大谷翔平選手の高校時代に書いた

マンダラートというフォーマットが参考になるものと思う

目標設定シートは様々な分野にて開発されているのでためす価値があり
posted by 筆文字や隆庵 at 20:24| Comment(0) | イラストデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月16日

インナーブランディングの事

事典によると「インナーブランディング」とは企業や店の理念やビジョンを従業員に浸透させる社内向けのブランディング活動の事。


 自店で働くメンバーは共通の認識を持ってこそユーザーに伝わるわけで単なるお題目のようなスローガンではなくて、実務に裏付けされたものでなくてはならない。

 スタッフ一人一人の態度や仕事への取り組み方、お客様の目に触れるもの、接触されるもの、五感で感じるすべての情報には自店らしさの意味をもっていなければだめで、この内容(コンテンツのすべて)を日々の会話の中に必然として存在している事。またミーティングにて伝えておくことを忘れないでいたい。共通認識、方針の徹底こそブランディングの柱だと思います。

 「私たちの想い」としてキャッチフレーズ化しているお店もあってお客様の目に見える場所、例えばレジの場所、フロントカウンターの場所などに提示しているケースもあります。

 今回は先週訪問した旅館での女将の話しを紹介します・・・

人手不足の解消ということで旅館内の必要作業を細かく分類し 2〜3時間のパート作業として数人にやってもらってるのですが、その際は必ず各作業の意味を伝えることにしています。

 何のためにこの作業をしているのかという事です。全体の在り方として、私たちの旅館に訪れるお客様がみな「心の安らぎ」を感じていただくために存在しているという事をまず理解していただきたい事をスタッフに伝えます。まぁ基本理念というものですかね、そのことを念頭に置いてくれたならば、そのお客様自身が帰られた後に明日からの活力を得て元気で健やかな社会生活を送っていくことが、最大の目的だという事を認識したうえでの作業が出来ると思うのです。

 そのために清掃があり、食事準備のテーブルセッティングがあり、風呂の清掃あり、ロビーの整理整頓あり、庭の掃除があるのです。

 これら一連の仕事はおもてなしの心の表現としてスタッフ各人の使命でありそのことが各自の喜びとなって行くはずです。たとえお客様と顔を合わすことのない時間帯と場所とで仕事していても必ず心は伝わります。すべての仕事の先にはお客様の「心からの笑顔」にがあるんですと、常日頃の雑談の中で話しています。

 全てはお客様の笑顔のためにが、スローガン、口癖のようなものですね。

 という事でした。

私はデザイナーとして、スタッフ各人のためにお客との対話がしやすいようなブランディングツールを用意することを働き甲斐になっているという事です。

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2025年06月22日

リーダーの仕事と役割

どのような組織にも核というものが必要であるという事は、私たちが住んでいる地球という名の星、もちろん太陽系の中にあるのですが、そこには「太陽」という核となるーダーの存在があるという事、所謂地球という生命体を維持させている。組織をまとめている太陽のような存在・・・これをリーダー星と呼ぶ。太陽を中心とした惑星はそれこそ秩序をもって自転、公転を続けている。互いに引力、重力によって各自円運動しながら全体も大きな円運動をしている。このことをともかくも理想のチーム、組織として捉えて様々な人間たちの組織を考察してみる。



私自身の仕事人生の中での体験ですが、チームリーダー(主に会社組織の話し)の心構えや行動によって、業績が異なるものだという事を知ることが出きました。組織の目標を達成するのに自らが率先してアイディアを出し自らが動き、部下を引っ張っていくやり方が得意な経営者がいました。個人の力量もあり業績はまずまずであり、一営業マンとして社内のトップの成績をおさめながら会社の社長として財務、人事、渉外と八面六臂の活躍を自慢していました。

小規模事業の社長なら当たり前のことかもしれませんが、当時その会社は(住宅建築及び販売)すでに年商50億を超え、中小企業としての位置付けになっていました。

 問題は彼がすべての決裁を行っていたために部下それぞれが考えることを躊躇し、社長に指示されたことしかできない組織になっていました。という事はおのずと業務が滞り始めると、会社としての機能が働かなくなっていくのは自明の理です。

 一人の限界・・・・・人材が育たない社風になっている。

経営理念がない、売上目標以外の方針がない、社のあるべき形が不明確

社員の生きがいが見えない、自分だけが回転していて周りの部下は回転していない・・自転していない惑星のようなもの

 この経営では一代にて経営体としての存在を終えることとなる。それもまたよしではある。

 一方会社組織を協調路線という方針で活動している経営者がいた。ある地方の飲食店10店舗程度の規模、年商15億

各店組織の皆の言い分を聞きながら、コンセンサスをとり進んでいくというやり方である。一見和気あいあいとした家族的な経営のようではあるが、何事か決定するのに時間がかかりすぎ、経済競争に競合に後れを取り、業績もままならず、さらに責任の所在が不明確な状態は問題の発見すらおくれていく。

 あちらを立てればこちらがたたずといった混とんとした環境を創っていくのであった。

 ここの問題は経営理念の存在、目標設定の不明確性、結果としてバラバラな経営となって行くのである。

 顧客満足が徹底できず・・・それぞれのスタッフが考えている「顧客満足」の方向性が異なっていて全体的なサービスのばらつきがみられること。となり

自然に顧客離れが起きていく

 経営方針の不在、店舗コンセプトのあいまいさ、目標数値はあってもその数値を日々の行動にうつしていくためのマニュアルの不在、これら数字の裏付けとなる翻訳者の不足、戦略のプロ不在といった弊害が経営不振をつくっていくのだ。

 真のリーダーは、まず我々の会社は一体なにをもってお役に立つのか、どこに向かって努力するのか。を明らかにしたうえで部下の職務をリードしていかなくてはならない。

 もっともわかりやすい目標は数字で表現できている事(達成可能な数値であることが望ましい)つぎに、達成している状況をビジュアルで表現している事で図面や写真などが提示されている事・・・例えはわが社の10年後の形はこうですよ、その時はみんなの収入はこうなっています・・・とか

そのために5年後は、3年後は、来年は・・・というようにブレイクダウンしていって・・だから今年の方針は云々・・・とそんな計画を作るというのがまず第一でしょう。

 独裁ワンマンの思い付きではなく、仲良しクラブのわきあいあいでもない

経営者の在り方について今日は語ってみました。IMG_6327.JPG
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2025年06月18日

日本人の感性・・・

物事を表現するのに言葉がありそれは文章として明日に残り、人々の記憶にとどめられるものであります。

清少納言の「枕草子」・・・春はあけぼのから始まる四季の移ろいに関する文章はその当時の情景を見事にあらわしています。

デザイナーである私は、またコピーライターでもありマーケティング研究者でもあります。だから目に入るものや事に対してある程度敏感になっていくわけで、その一環として古文などに親しむことを自らに課しているのです。

 というのは、古文といわれる時代には写真などの画像は存在せずただ文章と絵によってのみ、作者の感情なりを表現するしかなかったのですから、現代人以上に文や絵に対する感性が豊かであったのだと思われるからです。

 むしろ不便だったからこそあのような素晴らしい文章が残っているのだと思うのです。

 人間というのは不思議なことに困難であるからこそ何事にものめりこんでいくのかもしれません。

 デジタルも便利だけど人間本来はアナログの生き物だと思うのです。

絵の具、染料、水墨、筆、などアナログに徹して、いかに情景や状況を語るかを日々鍛錬しているデザイナーであります。スーパーの店頭は野菜や果物が一番目立つところにあります。

おおきく二つの狙いがあります。一つは季節感の演出という店舗のメッセージを感じてほしいから「あぁ もう初夏だねー」などといったお客の感性に訴求する役割と、もう一つは販売力強化して旬のものを劣化する前に販売して不良在庫にしないためです。「旬だから買っておこう」のようなメッセージです。

人が人として生きていくに際し「何が正しくて、何が間違っているか」という事を常に考えておかなければならないと思うわけです。今の時代は「多様化・個性化」という名によってどんなことも自由だということで動いているようですが「多様化」という名のカオスの世界を作り上げていっているのではないかと、デザイナーは考えるのです。

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日本人の感性

擬人化という言葉があります。人が創り上げたものに関しての愛の表現ではないでしょうか、画像の機関車は私の脳裏にあったSLをスケッチしたものです。

「しゅっしゅポッポ、ピーっ」となる汽笛がまるで生きている証のような響きがありました。

 この感覚は今も鉄道マニアの心情に受け継がれていると思います。

機械的な機関車ではあるが、そのモノは単なるモノではなくそれぞれが命を持った存在であるという感性は 長い歴史の中で培われた「日本人のこころ」の現れではないでしょうか。

極東に位置し南北2千キロ余、長い列島に住してきた先祖、過去から現在の時を経て季という季節の移り変わりを目の当りにしてきた民族の記憶は多くの言葉を生み、その磨かれた「感性」を絵や、写真や、動画によって表現してきたのです。

 単なる気候の変化に対してもそれぞれが淡白に流れていくといった以上の想いを持ち続けている日本人、四季が春夏秋冬だけではなく二十四節気、さらに細かく五日ずつに七十二侯と分類している細やかな感性は、これらの本場古代中国よりも研ぎ澄まされていると感じるのは私だけであろうか・・・

 全てのものに命が宿っているという「古神道」の教えは釈尊の「山川草木みな仏なり」ということと相まって日本人の思考の核となって今に引き継がれている。

 季節の移り変わり、宇宙のリズムに応じた森羅万象の営みに思いをはせることのありがたさを思う今日この頃であります。
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2025年06月08日

自分が何者かを考えてみる

自分が一体何者かと日々確認することを大切に思っている。

何者であるかをという事は同時にどんな役割を持っているかについて日々考えているという事になる。

 さらに何者であるかという事は自らの人生という歴史の中で体験によって培われているように後天的な要素をももっているといえるのである。



そもそもの生まれ持った性格に周囲の環境や教育、親の在り方の影響を受け人格を形成していくのである。

少年期、青年期、中年期とそれぞれの年代に応じた問題解決の連続というのが大きく自分を構築していく。


 その時々の役割、立ち位置によって解決すべき課題のありようは異なるもののいずれにしても問題解決への努力が自らのアイデンティティに大きな影響を与えていくのであろう。

本来の自分は「徳を高める」という目的のために今を生きているのにその目的を忘れ物欲のとりことなり、そのためにあらゆる問題を惹き起こしていく。


 それぞれの問題解決のために

自分でいう言葉は自分の耳で聞くことが大事

自分の立ち振る舞いは自分の眼で見ることが大事


そうして、自分で見自分で聞いて心に恥じることがなければ人もまた敬服するであろう。


「人のふり見てわがふり直せ」

人生には順境もあれば逆境もある。これは栄枯盛衰の自然の法則で少しも不思議ではない。

だが順境の中にも逆境はがあり逆境の中にも順境がある。


 だから逆境にあっても不満や自暴自棄の気持ちを起こさず、順境の中にあっても慢心や怠る心を起こしてはいけない

 ただ敬の一字をもって終始一貫とするが良い。


  心静かに自然が生み出す草花をみていると少しも無理なく強いてやってやろうという気構えは全くない・・・
posted by 筆文字や隆庵 at 14:07| Comment(0) | イラストデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月06日

たこ焼き屋さんのメニュー

今日はすこし内容をかえて最近納品したメニューをご紹介します。

たこ焼き屋さんのメニュー。
店内が赤い壁でしたのでそれに負けないメニューを心掛けました。

1、たこ焼きメニュー.jpg

いかがですか?
たこ焼きも色々なバリエーションがあるのですね。
私なら、まずはオーソドックスにソース味を頂きます(^^♪


posted by 筆文字や隆庵 at 10:04| Comment(0) | イラストデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月04日

デザイナーの仕事と役割

自分が仕事として考えていることが一体何なんだろうかと、自らを棚卸ししてみることがたまには必要なんです。いったいどんな役割を持ちどういう結果を周りにもたらすのかという視点で考えてみたいと思います。

 仕事としての位置づけですから当然@まず自分の商品(技術力・感性の表現力・競争力)がなんであるかを自覚しかつ周囲の方に伝わっているかという点を理解していなければならない。という事はA具体的な業界、自分はどの業界のことについて熟知していているか、どんな業界にも当てはまるといった仕事は薄っぺらな話であって私のようなフリーランスは、業界に特化することが必要なのです。マーケティングコンセプトを構築する際に顧客は誰かと問いかけるように、どの業界のどんな会社(店舗)かといった「ペルソナ」を考えていく事で顧客のセグメントを行うことでBその顧客の問題点を探っていくことによって真の顧客満足度を獲得することができるCつまりデザイナーの仕事は自らの商品がクライアントとエンドユーザーに対してと二者の満足度向上が寝止められているのですね。Dさらにクライアントの事業展開においてどんなメリットを与えるのかを考えます。つまりその会社なり店舗の損益計算書もしくは貸借対照表のどの勘定科目に変化を与えるのかをも考えておくことが大切です。

 私に支払われる対価はどの勘定科目に属するかといえば大抵「広告・宣伝費」という事なんでしょうが、私の目標とする仕事の位置づけは「貸借対照表」における無形資産の一部として成立していきたいと考えているわけです。デザインというかアートというか、そのことが資産価値を得ていく。これこそがデザイナーの生きる道なんだと信じて日々邁進しているわけです。

デザインはコストではなく資産なんだという事を訴えていきたいと、考えているのです。

 さて、現代の商業環境について今一度整理してみましょう

大まかに消費者というくくりで、彼らがどんな購買活動をしようとしているのか、売上を稼ぐという事はとりもなおさず消費者の行動によって生じるもので

行動の源はどういった心理状態によるものかと考えを深めてみたいと思うのです。感情が行動促進の根源にあるという事はすでに承知であれ、感情を揺さぶるという事がマーケティングの極意ではあるのです。物が売れない時代という事は大抵のものは行き届いているという事なのです。

 その中においても感性を感じるものは優先的に売れているのです。

感性消費とはもう何十年も前から言われている事で、それこそブランディング

の良否こそが企業間競争の核となっているようです。

 考えてみよう・・・

キーワードは「心地よい」か「好感」か「便利」か

トヨタと日産の差は何処にあるのでしょうね? 考えてみましょう・・・宿題
posted by 筆文字や隆庵 at 16:47| Comment(0) | イラストデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年06月03日

人生は問題解決の連続だ

日々の生活の中で起きてくる問題について考えたいと思う。

 そもそも問題とは何かについてとりあえずの定義を求めていこう、問題とは何かという事である。

 私たちは様々な環境の中でそれぞれの立場というものがある。

 本質的にあるべき形というものをそれぞれの環境の中に見つけながら相応の自分を維持していることが正常だと

 認識しているのではないだろうか。

 問題はその維持を困難なものにしている現象が起きたときに発生するのである。まずはその現象に関して考えてみよう

 問題の分類として次のことがあげられる。

 生活において必要な経済に関する問題。

 これは各人の暮らしに必要な物質を手に入れるための手段である通貨であったり食料であったり衣料であったり住居環境であるわけでこれらが不足しているとしたらそれが所謂経済上の問題という事になる。

 必然的に職業、仕事面と密接な関係性がある。そのため経済の問題は仕事の問題ともいえる。

問題として次に記すのは

 健康上の現象に関する都合である。どんな人も病気などしたくないというのは本来健康であるというのがあたりまえであり病気というのはあってはならないことだと認識しているからである。また病気というものは本人だけの問題でなく仕事にも影響を及ぼすし家庭生活にも影響を及ぼすのであるから、健康維持は人生においても大切な要素であることは言うまでもない。


家庭の問題としては

上記(経済・健康)の他に夫婦の調和を軸に親子の関係、将来の設計を含み様々な事象に対応しなければならないといった問題、主に心の交流を体験しながら安らぎのある家庭環境を構築しなければならない。

 大まかに三つに分類しそれぞれのあるべき形をどのように確認しそれらの維持のためにどう考えどのようにふるまっていくのか・・というのが私たちの目的であり万人にとって共通の使命であると考えるのである。

 それぞれの問題を原因分析するにあたって大事な点を指摘しておこう

何故この問題が起きているのか、それには今どんな現象が起きているのかをリストアップしてみよう。

 自分に関連する人たち、世間の評判、身近な人たちの自分に対するもしくは自分のなしたことに対する言動、表情などを書き出してみよう

それも、あくまでも善意の第三者の立場で冷静に書き出してみよう、あたかも自分と自分の周りの人々の関連をテレビや映画で見るように眺めてみることが重要であり、出来事によっては単なる誤解であったり、うわさや中傷によって思い込まれたりしている場合もあろうかと思うがそれも含めて自分に関係しているのだという事をまず理解していきたい。

多くの場合問題のありかはおおよそ人間関係によって引き起こされているものだからである。

中には不幸にも詐欺まがいの事件にあい貴重な財産を奪われてしまった人がいたという報道があり、気の毒には思うが果たしてその被害は突発的な事象であったのだろうか、だまされた側は100%被害者だったのだろうか。そこに欲望といった自らの心があったのではないか、と反省しなければならないのも事実であろう。だまされる老人たちもいるしだまされない老人もいるわけでその差は何処にあったのかを考えてみるだけでも大いに参考になるものだ。心の在り方に起因しているのが大方である。

ある歴史のある大企業の粉飾決算が明るみに出た、もう十数年前からの状態だそうだ。何故そうなったのかを考え調べると、創業者社長の後数代も所謂サラリーマン社長という図式が定着していて社内の出世コースで勝ち残った高学歴のメンバーによってポスト争いが繰り広げられている会社だそうで、自分の任期の間は黒字決算しなければならぬとばかり小手先の財務諸表改ざんに手を染めた結果だそうだ、当然その場合は仲間の役員がいて共犯者となるわけで、その見返りという事か次の社長有力候補となっていくのである。これらを繰り返しおこなっておれば本来の業務である自社の製品の開発やブラッシュアップに力を注げ、市場に売り出すまで至らないわけで結果ある時に破綻する運命をたどるのである。これも個人の欲望のなせるわざであり、なおかつ試験という暗記力と要領の良いだけの学歴主体の人材による現実対応力、簡単に答えの見いだせない問題解決力のないリーダーを仰いだ結果である。いまそれらの会社に外資が入り込み自らのアイディンティを見失うという状態になっている。

小さなコップの中の嵐のように、学歴による差別学閥による出世競争云々

かつて日本の総理だったМ・K首相は、自分の番記者に対してこういったという「君は東大卒か、ならば何期でゼミの教授はだれか・・・」とそして東大出ではなければつっけんどんだったそうだ。側聞ですがありえる話ですね、その首相が我が国の国益のために何をなし何をなさなかったかを知るならば、学歴の何たるかが多少理解できます。

他と比較している自らがそこにいる以上優越感と劣等感のはざまで心が揺れ動き、どっしりと自らの人生を考えることなしに生きている人こそ哀れな存在であろう。

様々な問題はどういう原因があったかを深く考え、心の修正を図っていくことか゛私たちの人生の目的そのものであることを肝に銘じたい。

※ 苦悩を生み出す原因

 正しい道を踏み外したときに苦悩が表れる。苦悩が表れるということは正しい道を歩んでいませんよという通知なのだ

 苦悩を生み出す原因は他人ではなく自分自身にある。このことに大抵の人が気づかないのは、原因を他人に転嫁したほうが気が楽だと錯覚している。

 だが、苦しんでいるのは自分自身であるのだ。

 人生の道は重き荷物を担いで坂を上るようなものである・・と誰かが言ったそうだがそんなことはない。軽やかにすいすいと人生を歩むというのが本来の姿なのである。それを苦悩に代えているのは常に欲望にまみれているからなのである。地位や名誉、物質、財宝、情欲への執着心こそ捨てなければならないのである。IMG_5610.JPG
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2025年05月19日

ふるさと紀行

ふるさとの風景はいいものです。心の中でセピア色に変わる前の実態としての阿蘇五岳

雨の日がまたいい、うっすらと水墨画のような景色が車窓を額として一枚の絵画となって目前にひろがる。

それよりも、なつかしき幼なじみに会えるというこのイベントに勝るものはなし・・等と

思っている自分がそこにいる。

ふるさとに集う友との対話は、すでに過ぎ去っている半世紀以上の時の隙間を一つずつ埋めてくれます。同じ思春期を過ごし、そして同じ時代をそれぞれが生きていき今あることを思う・・・なつかしき友よ、この激動の時代を生きてきたんだよなと。

また会おう・・・・といいながら帰路につく

 (博多へ) 高森駅発立野駅最終便に乗る、宴の後の余韻あり友たちの見送りは勢いあり写真撮影ありの握手ありの、万歳ありの敬礼ありのと盛り上がってはいたものの

 一両編成のこの車両の隅っこに一人の青年乗客があり、いかなる思いを抱いたかに心をはせる。(元気のあるじじばばやな・・・)

 この彼と二人っきりの乗車で立野までかと思いきや、白川から4名の若きアジア系外人

長陽で下車となる、そんな車内を見ながら「うとうとっ」と・・はいかんのである、立野から大津へは乗り継ぎ迄10分あり、件の始発からの客も同様なり。

 JR豊肥線大津から熊本行・・車中で思う・・も少し旧友たちとの大騒ぎがしたかったなぁと思いながら、いよいよ熊本発22時34分の新幹線乗車・・・博多発自分ちまでのバス最終23時30分に間に合い帰宅で今回の「ふるさと紀行」の終わりでした・・・

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2025年04月27日

自身の位置づけが変わるという事

 おおよそ10年で自らが置かれているポジションが変わるという事を体験してきました。現在の私の仕事がどんな経緯をもってここにあるかを事例にしてお話したい。
 10年前と現在を比べてみて、同じ業界にて仕事をしているのに求められている役割か異なってきています。
大きな組織内での変化、人的資源の配置転換や責任範囲が変わっていくのは当然ありうることで、それは各人の体力的な問題やキャリアに関しての適材適所という事でよくあることなんですが、私のような「個人事業主・一人社長」であっても、そのポジション、なすべき課題も年を経るにつけてドラスティックに変わっていったのです。

 私の職業の歩みは次のようなものです。
35年ほど前に「飲食コンサルタント」として無謀ともゆうべき独立を果たした私は、「コンサルティング事業」とはいえ仕事がなければただの無職であるといった環境下に身を置いたのです。
 それまでの人脈と紹介者の存在もあり、最初の仕事は下請け的であり「飲食店のオペレーション指導」という立場で現場における接客指導だとか店長マネジメントといった領域を担当していました。
これらの仕事は、大手チェーン勤務時代の経歴、その後の繁盛料理店の支配人としての経歴を評価していただいた飲食業オーナー、社長さんに感謝する所が大でありました。
 本来はアドミニストレーション担当「戦略立案参謀」として独立したかったのですが、まずは現場からといった仕事の原理原則を踏まえていったという事です。現場の店長や社長たちと一緒に汗を流し、苦楽を共にすることから一切は始まるという事なんでしょう。
 上から目線、評論家的な発言、どことなく他人行儀な態度は厳禁という事を学んだのでした。
時代はバブル期の後半というか後でわかったことですがすでにバブル末期のころを思い出します。90年代中頃、飲食店の出店ニーズというのがありました。
 ことに、異業種から「飲食事業」への参入を考えていた中小企業があり建築・内装業者にその出店相談なるものが持ち込まれていった時代。
自社の遊休資産、人的資源、バブルで稼いだ資金等の活用を目論んでいたようです。
 企業の社長が飲食店が儲かりそうだという事で(確かに粗利は高いので経常利益率も20%といった店もありました)あり、自社により研究し例えば税理士に相談、例えば実際「人気の店舗」に相談、もしくはその店舗を設計・施工した業者に相談するといったケースがありました。
私自身独立して5〜6年たっていてそういった業界との関係も「商工会議所」を通じ構築していましたから、当然協働体制をもって、出店企画といった仕事を積極的に行っていったのです。
 その内容は実に多岐にわたっており、店舗のコンセプトの立案、新規事業として飲食を選択した理念と理由の明文化、立地の選定、業種業態の設定、商品計画、人的資源の募集、社員教育、販促広告宣伝、事業計画の策定、オペレーションマニュアルの策定など一手にコーディネートした時代で、私の業界内でのポジションが「飲食事業総合プロデューサー」ということになって行ったのです。独立して10年頃の事、働き盛りで休みなどなく各地を飛び回っていた時代です

 個性時代の到来・・・従来の大型店中心の業界が小規模ながら個性豊かな「料理人」の登場によって、コアな世界、専門店の台頭といったタコつぼ型のマーケットがもてはやされてきました、「コアコンセプト」の立案は一店舗ずつ違う顔を持つ店づくりという事で、「オーナーシェフ」独自のオペレーションがクローズアップされてきて、外部の「コンサルタント」の守備範囲が小さくなってしまいました。と同時に店舗を取り囲む状況も一変し、先ほど述べた立地から販促に至るまでの要素も個性的でかつ深い観点からのアナリストが必要となって行きます。総合から専門へといった職業の流れが変化していったのです。
  当然私の立ち位置もより専門家としての深みが要求されていきます。
 広く浅くではなく、特定の「気が合う・波長が合う」お客さまと深く付き合うというスタンスに徐々に変えていきました。つまり特定海しぇとの「経営顧問」的立ち位置の実現を目指したのです。この時も色々な紹介者によって私という経歴、性格から生じてきた「私ブランド」を理解してくれる会社・店を選んでいただいたと認識しています。これも感謝すべきことです。
 結果として同世代の方々との新しい出会いもあり、経営顧問としては外部取締役的立場によっていくつかの店の成功事例を創っていくのですが、それは今の私の主力になっている「デザイン」「ブランディング推進」のためのツール制作のもとになっているのです。
併せて「商工会議所」の非常勤講師としての活動も含め、一時のアグレッシブさは影を潜めたものの、そこそこに飲食業界の役には立っていると自負しています。

 さて、70代を超えた今数々の経歴をもとに「ブランディングデザイナー」「筆文字や隆庵」としていまだに筆を持ちアナログこそ「心の時代」を現わすのだという信念で、「デザインの仕事」に情熱をささげています。今後の10年の目標は、「アートと人生の関わり」といった画集の出版、そして新たな人材たちによる「飲食業界」活性化のお手伝いをしていくという目標を立てています。
 という事で改めて「飲食事業」に乾杯・・・・
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2025年04月21日

飲食店メニュー作りの肝

新たにメニューを作ろうと思う時には如何なる検討項目があるのであろうかと考えてみたい

先ず、改めて考えるべき項目は一体我が家のお客は何を求めているのかを考えなければならないのである。

 自店のコンセプトがなんであるか・・・そのコンセプトに共鳴しているお客様が今まで来店していたはずであると、まず思ってみよう

 次に来客数の推移として減っていきつつあるのか増えつつあるのかを検討してみよう。通常何もしないでいたら確実に客数減に見舞われます

 それは、お客の自店からの卒業を意味します。

卒業とは、お客自らの市場発見、年齢によるもの、また職場や環境の変化立地の特性の変化によって行動範囲の変化を起こし自店への足が遠のく場合とかがあります。例えば大型店の出店があったとか、立地環境の変化、住宅事情の変化などが様々に卒業に対して影響を与えます。

 だから必然的に新規顧客を毎日一定数確保しつつ、従前の顧客の流出を防ぐための施策が必要になるわけです。

つまり客数を分解するとこうなります

 客数=旧顧客(開店してから今日までひいきにしてくれた顧客層)+新規客(今まで利用していなかった顧客層)

 という事で、新しいメニューはどういった戦略なのかを明確にすると その目的が旧顧客の回帰性強化につながるという事になります

 尤も、その新商品も自店のコンセプトから逸脱しないという事が大事ですが

 同様のメニューも新客に対するアプローチとしても有効です。そこには新商品プロモーションといったイベントの要素も含まれ外部告知による潜在顧客の掘り起こしにも役立つと思うからです

 つまり定期的なメニュー導入は飲食店経営において欠くことのできない戦略だという事を確認しておきましょう。

 また新メニューを作るといったクリエィティブな仕事やお客様をイメージするといったイマジネーションの仕事を続けていけば必ずその人たちの能力向上に役立つとも思うのです。

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2025年04月19日

デザイナーの仕事

趣味的な行動と実益・・この幸運な仕事のひとつとして、飲食店や旅館の

食事時に使用するランチョンマット、料理敷き紙のデザイン画と言葉を添えお客様にメッセージを届けていくということ。しかもシリーズ化しており年に数回の納品となっています。内容に関しては私の趣味のひとつである旅紀行、又は名所旧跡のお知らせ・・それもきっちり「テーマ性」を持たせてあり、お客様がもって帰りたいような内容にしています。

 ローカル情報のひとつとして歴史探索をテーマに、その地域(店舗のある地方)の歴史的背景や地政学的な特徴等を、絵と筆文字にて説明しシリーズ化していったケースがあり、又はその地域の特産物の紹介・・単なる商品紹介だけではなく開発手順や苦労話などを時系列にせつめいする等、工夫をしていきます。長崎街道という名の物語を歴史の流れ、街道の役割、過去現在に起きたエピソードなどを記したランチョンマット、敷き紙は20号を超えお客様に楽しんでもらっているという事です。

旅館は四季折々の風物詩をテーマに、絵と文字・・・絵本のような感じで食事を待っているお客の知的好奇心を掻き立てています。持帰って保管されているお客さまもいらっしゃるそうです。

 単なる紙がコンテンツとなっている証左です。

このように、お客の目に触れるもの、手に触れるものすべてが飲食店・旅館のブランド発表の手段だという事を改めて考えさせられています。

 ポイントはテーマの絞り込みと継続性なのだと思います。

 個人的には司馬遼太郎著「街道を行く」を参考にしています。その土地土地における歴史的な背景、出来事など面白いですね・・・
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2025年04月16日

デザイナー・インナーブランディングを考える

事典によると「インナーブランディング」とは企業や店の理念やビジョンを従業員に浸透させる社内向けのブランディング活動の事。

 自店で働くメンバーは共通の認識を持ってこそユーザーに伝わるわけで単なるお題目のようなスローガンではなくて、実務に裏付けされたものでなくてはならない。

 スタッフ一人一人の態度や仕事への取り組み方、お客様の目に触れるもの、接触されるもの、五感で感じるすべての情報には自店らしさの意味をもっていなければだめで、この内容(コンテンツのすべて)を日々の会話の中に必然として存在している事。またミーティングにて伝えておくことを忘れないでいたい。共通認識、方針の徹底こそブランディングの柱だと思います。

 「私たちの想い」としてキャッチフレーズ化しているお店もあってお客様の目に見える場所、例えばレジの場所、フロントカウンターの場所などに提示しているケースもあります。

 今回は先週訪問した旅館での女将の話しを紹介します・・・

人手不足の解消ということで旅館内の必要作業を細かく分類し 2〜3時間のパート作業として数人にやってもらってるのですが、その際は必ず各作業の意味を伝えることにしています。

 何のためにこの作業をしているのかという事です。全体の在り方として、私たちの旅館に訪れるお客様がみな「心の安らぎ」を感じていただくために存在しているという事をまず理解していただきたい事をスタッフに伝えます。まぁ基本理念というものですかね、そのことを念頭に置いてくれたならば、そのお客様自身が帰られた後に明日からの活力を得て元気で健やかな社会生活を送っていくことが、最大の目的だという事を認識したうえでの作業が出来ると思うのです。

 そのために清掃があり、食事準備のテーブルセッティングがあり、風呂の清掃あり、ロビーの整理整頓あり、庭の掃除があるのです。

 これら一連の仕事はおもてなしの心の表現としてスタッフ各人の使命でありそのことが各自の喜びとなって行くはずです。たとえお客様と顔を合わすことのない時間帯と場所とで仕事していても必ず心は伝わります。すべての仕事の先にはお客様の「心からの笑顔」にがあるんですと、常日頃の雑談の中で話しています。

 全てはお客様の笑顔のためにが、スローガン、口癖のようなものですね。

 という事でした。

私はデザイナーとして、スタッフ各人のためにお客との対話がしやすいようなブランディングツールを用意することを働き甲斐になっているという事です。

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2025年04月09日

お勧めショップカード

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上の絵は、右に「永谷園」のお茶漬けの素についている、広重作の「東海道五十三次」商品販促というかイメージ戦略としての位置づけを持っています。老舗っぽい雰囲気、江戸文化の継承による企業イメージを消費者に訴えています。
左の絵は私が描いた、「阿蘇嶽巡り画」というテーマで阿蘇山の一部、根子岳を描いてます。
地元のしょうゆメーカーや食品、お土産店に売り込んでいます。
 阿蘇を知ってもらおうシリーズに使ってもらおうと考えているのです。
 下に



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2025年03月22日

デザイナーマーケティングを語る

マーケティング用語の中に「ペルソナ」という言葉があります。

その意味といえば「人格」「プロフィル」とでもいえばいいのでしょうが、

店が自分のお客様として設定する目安として、顧客層というか商売する時に誰に勝ってもらう商品なのかといったことを考えます。コンセプトに応じたターゲットなどといいますが、「ペルソナ」とはさらに細かいところまで設定します。いうなれば顧客層というより顧客像といえます。

 設定項目としては、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、家族構成、趣味、特技、価値観、ライフスタイルなど、想像を具体的に展開し顧客モデルを設定し、商品開発、サービス、デザイン、など提供する戦略を明確化していく手段として考えるのです。

 したがって「顧客層」というより「顧客像」「ターゲット」ではなく「ペルソナ」という事になります。

 前回かいた「マーケティング調査」といった定量データやSNSなどのつぶやき状況などを加味したうえでこのの「ペルソナ」との整合性を検証していきましょう・・

 顧客像が何を欲し、なにに困っているかなど「ペルソナ」設定で考えやすくなっていきます・・・定期的な見直しはもちろん必要ですが・・・

 こうすることによってあらゆる顧客像に合わせるのではなく、ニーズの絞り込みによる「クォリティ」を高めることやコスト、ロスを防ぐことが出来ます。

 事例としてこんな「ペルソナ」を設定して店づくりアドバイスをしたことがあります。

 50代の会社員、中間管理職である課長、直属の部下は係長以下5人、業績維持に四苦八苦していて結構ストレス在り、年収700万円だが家のローンも残っていて、子供の学費(大学生)の負担も多いことから、遊興費はあまり使えない、会社の接待もあって「飲酒の機会」も多いが個人的な「飲酒」でリラックスしたいと思う事がある。趣味は学生の頃「フォークギター」なるもので楽しんだことがありながら特別な音楽シーンにはこだわっていない。部下たちと飲みに行ったりカラオケなどの選曲にはついていけないなあと思っている。

 こういう「ペルソナ」を設定・・・

お店を出そうとしているオーナーは50代後半の元船会社の船内コックだった人で、船員ならではの余暇の使い方をしていて「フォークギター」は得意だったそうでした。

その彼が「立飲み屋」をしたいという意識があり・・そこで次のような店づくりを提案・・・

 場所は地方都市の繁華街、料理屋、飲み屋、スナックなどが乱立、その中で店主自らに出来るだけストレスのたまらないお客に来てもらおうという事にしました。テーマは「むかし取った杵柄」「懐かしい感じ」「青春フォーク」を提案、店内の雰囲気は壁にレコードジャケット・・吉田拓郎、井上陽水、竹内まりあさんなどを掲示、曲も同様なスタイルで、音量は小さく、なんとなく潜在意識にしみこむようにしたこと。さそて大きな提灯に店名「元気です」といれた・・店名の由来は吉田拓郎さんのアルバム「元気です」から借用・・

結果として狙い通りのお客様が来店、この地域で評判の立飲み屋として認知されたのです。今から15年ほど前の話しで今でも60代になったオーナーは店に出ています。もっとも週3日ほどの営業だそうですが・・


 今日の一筆は👇 鉛筆画、南阿蘇高森町からの阿蘇五岳

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2025年02月03日

立地の事を書きます

昔も今も商売にとって立地はすこぶる重要なポイントであります。

どんないい商品をもっているとしても販売できなければ何の意味もないという事は商売されている方全員が思っている事です。

 そうであるから「立地戦略」という項目は絶対にはずすことのできない課題であるのです。ことに飲食店や小売店は立地環境の違いによって大きく売上が変わっていきます。

 店舗開発の肝といっても過言ではないのですが意外とその点を見落としていて家賃他その条件を優先して出店を決めているオーナーの多いことに驚いています。

 日本料理で成功した件の社長もその例にもれず、繁盛している会社に必ず現れる不動産屋さん、とその不動産屋さんの情報をもっているベンダー会社、銀行などの融資担当者が日参し出店しませんか・・・とくる。

 よくある立地紹介のパターン その1.今まで営業されていた店が撤退したのでその後にいかがですか?家賃も安くなっているし、厨房施設なども残っています。これを「居抜き物件」という。・・・何らかの理由で撤退しているのだからその点調査する必要ありですね。飲食店撤退、代替えとして考えている家賃欲しさの不動産関連タイプ

その2.新しい商業ビルを建築している「デベロッパー」からのアプローチに関してはそもそものビルのコンセプト、周りの環境、利用動機のありかなど調査検討のことが必要。又そのビルの建築に当たっての資金状況、敷金・保証金・家賃の形態(固定家賃・売上歩合かその併合か)、さらに大事なことは建設予定地の地歴、市場の背景、不の要素の有無(不便・不安などの心理的障害)治安状況・ビルの競合状況など

その3.郊外立地の業態転換など、洋服店が撤退した跡地、ガソリンスタンドの跡地、最近ではコンビニの跡地というケースがそろそろ増えてきそうな感じは在ります。

その4.自社に店計画があり自らの条件設定が出来ていて、それに合う立地というものの判断できる物差しをもっていて自らも動いて立地を探すといったケース・・・1〜3の情報も自らの判断基準で取捨選択できることが大切です。

※プロ野球選手のドラフト候補生をさがして回っているスカウトみたいな仕事です。スカウトの腕の見せ所なんですが、そこには最低限の条件がありますよね、球団の方針に沿わなければならないように、立地も社の方針というものがあるはずです。

 周りが持ってきた情報の見極めにも判断基準が必要だといえます。

飲食店の立地もその良否の基準も変化してきました。

 主要交通機関の周辺立地(アーバン)にある百貨店、ホテル、会館、そして飲み屋いったところから、モータリーゼーション発展を機に郊外(サバーブ)へと移り変わっていき、主要幹線道路沿いはチェーン店が目白押し駐車場付きの大型店舗が軒を並べていました。(どの地方に行っても車窓からの景色は似たり寄ったりになっています)大きな看板を目印にしてたくさんのお客がこぞって郊外型ファミリーレストランなるものに集まって商圏を形成していった時代を経て、今また街なかに帰ってきているようです。

 百貨店食堂、ホテルレストランからはじまった外食産業はチェー店の全盛を迎え、そのご成熟してきた市場内には価格訴求型の店と価値訴求型専門店、さらには食べ放題のバイキングなど外食企業もその形を枝分かれさせながら今日まで至っています。標準化、単純化を構築してきたチェーン店から顧客対応型、そして日々のイノベーションが求められるほど今のお客様の成熟度は高くなっています。時代に対応して立地を選択しなければならないしそのための物差しを早急に確立しておくことが大切ではないでしょうか。

 ある地方において貸しビルオーナーから十数億で買い取った飲食店オーナーがその立地環境において過剰投資のせいか、衰退していったという例もあります。物差し不備の結果かと考察する次第です。

 恣意と思い込みと、成功体験が失敗を呼び込むケース大である。
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2025年01月28日

デザイナー水商売を語らせて

Wikipediaによると

水商売(みずしょうばい)とは、利用者の遊興を目的とし、客のひいきによって成り立つ盛衰の激しい商売。例として、待合・貸座敷・料理店・バーなど酒場・キャバレーなどに客からの人気によって収入が大きく上下する商売。水稼業とも言われる。

とある。

外食産業という近代経営を飲食事業に適用し、「脱水商売」といった旗印を掲げ上場企業を創ろうとの意気込みで、少なくない企業が同じビジョンをもって邁進していきました。わたしもその中の末席を汚していたのですが、故あってその企業を辞して、新たな道を歩み出したという話は前回いたしました。

 脱水商売といったスローガンをどういう行動で示していったかというと。

先ず身だしなみ、出勤時における服装はスーツ姿である事。髪は耳が見える長さで調整する事。匂いのきつい整髪料禁止、などなど

 きわめて普通なのですが、この業界の先人たちはその辺が無頓着であったという事、たばこを吸うマナーも、言葉遣いも、日常生活も云々・・・といったことを入社してすぐに教育され、当たり前のビジネスマンとして日々仕事にかかるようにと口酸っぱく言われてました。

「産業化の第一歩は人材教育から」とばかり、チェーン化推進企業各社はこぞって教育に予算を割り振っていました。またその前段としてリクルート活動も大卒狙いでした。

 こういった環境で外食の仕事をしていた私は、今回の転職においてまざまざとその「水商売的感覚」が従業員のなかにあるのだといった現実を見ることになったのです。

 スーパー繁盛店であるこの店舗は社長の元に調理師30名、仲居さん30名とかなりの大所帯で運営されていて、その組織運用にはかなりの苦労があったという事を社長から聞かされるのです。

 私自身こんな世界があるのかという衝撃を受けるほどの世間知らずであったのです。当初は売上金の管理マネージャーだった私がいよいよこの組織の中でもまれていく事になります。

 社長からのミッションは日本料理界での「近代経営化」推進の一助を担ってくれという事でした。・・・そのために私を入社させたのだと・・・

 色々な人が組織にいました。ある店で借金していてどうにもならない環境下の仲居さんとそのご主人の板前さんを借金事まとめて引き取ったという社員。

転々と職場を変えて腰の落ち着かない調理師。

 若き調理師と恋仲になってる仲居さんやら・・結構大変だなあと思った次第ですがとにもかくにも、まずは仲良くなるための雑談から始めていったのです。当時私の立場は社長付マネージャーという事で指示伝達の橋渡しを担当するという事になっていました。

 新進気鋭の社長は直情型、剛腕で社員たちはかなりピリピリした中で仕事をしていました。ですから末端の意見など社長の耳に届くわけなくて社長自身もその事はわかっているのだが、さてどうすればいいかは理解されてなかったようです(社長の日頃のたいどだよ・・・と言ってやりたかったのですが)

 この会社では賄いというものがあって皆が一斉に食事をとるという習慣があって仲居さんはパントリーというところで食事をとりマネジメントの連中はその仲居さんと一緒に取っているらしい・・マネジメントの連中とは@経理常務の社長の親戚A営業担当の専務は弟さんBそして私

 ・・この体制から調理と接客の間に溝があったと推測してしまいます。

調理師は厨房の中で(とにかく広い)まとまって食事する。ということ

仲良くなるための雑談の成果か私はいつの日か料理長と一緒に厨房内で若き調理師たちと一緒に食事をするということになって行きます。

 その折にフードサービス論といった話をすることが恒例となっていきます。

ともかく今のままじゃ時代遅れとなろうといった気持ちがめばえていった調理師が増えていったようでした。というのは彼らの大半はゆくゆくは独立して店を出したいと思っているからです・・

 調理師といった技術者としての道を歩むものとしてはおおむね二つの方向が考えられます。一つは独立して店主となる道・もう一つは企業戦士として社内に残り役員を目指す道。・・・これはどんな業種にも当てはまるかもしれないけど特に「飲食業界」は顕著ではないでしょうか。

 スペシャリスト候補、ゼネラリスト候補といってチェーン企業でもそれらのキャリアプランは在りました。

問題なのはこの二者の範疇以外の思考をもっている社員・・彼らには日々の給与と休日に対しての要望が最優先という事も段々とわかってきました。

 という日々を送ったというのが私にとって貴重な体験ではありました。
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2025年01月24日

デザイナー外食企業で働く

この物語はデザイナーとしての私が過去どのような経緯で今があるのかを綴っていこうと、本年のブログテーマに揚げたものです。

さて、入社7年後

スーパーバイザーから地区本部電算室へ・・コントローラーという職務に赴く

地区本部所属の2エリア15店舗の計数、年度事業計画の策定と予算管理実績追求といった職務、収支計画と支払いといった仕事をしている経理部ではなくより実践的な日々の営業に直結した計数管理を店舗に指導指示助言を与えるといった職務で、管理会計・部門別管理を徹底するといった趣旨で作られた作業部会、1人で20店舗前後の店舗をうけもつのですが現代のような情報機器がありませんので大方は手作業という事になります。・・・しかしこのアナログ的な作業のおかげでのちのちの仕事に大きく役立ったのはありがたいことだったのかも・・・

 店舗は日々生き物のように動いています。だから通常の〆1か月の経理仕事では結果が出るまでの時間がかかるため改善のための施作がおくれるという話になって新たに「週間損益計算書」のシステム導入ということになったのです。要するに年間52週分の損益を毎週追跡するということになりました。という事は毎週棚卸があり、毎週人件費計算がありということで現場が大変という事でコントローラーの存在意義があるのです。

 数字の変化はただ単に数字があるのではなく、現場において何らかの行動の変化があったから結果として数字にあらわされるという事は、現場に精通しているマネージャーからの転身しているスタッフじゃないと判断できない仕事

それがコントローラーです。

 どのような流れかというと、年度末までに各店舗の年間事業計画が各店のマネジャーから上がってきます。それをエリアマネージャーが合計し担当地区の予算となりさらにリージョナルマネージャーにあがり全店の事業計画予算となります。それをもとに3か年計画にあった設備投資、出店計画が組み込まれて実行予算として各エリア、各店舗に振り分けられます。コントローラーはそれを季節指数によって52に分類、各店の週間目標値となるわけです。大変でしょう、これがチェーンストアの予算管理の在り方なのです・・・ 

 数値は店舗のオペレーションの結果としてあらわれる。このスローガンで日々営業という事になるのです。

 異常値(原価や人件費や水光熱に対して)の早期発見早期改善

 売り上げの極端な低下(時間帯別のどの時間が問題か)、競合の状況、天候や事故、道路状況の変化例えば工事などの有無、近所のイベント、などから整合性を求めるのです。食器の破損率・・・とくにコーヒーカップは毎週在庫棚卸していました。というのは最も提供頻度が高いからです。また原価では肉類の在庫も毎週重点チェックによって劣化の発見と適正在庫の確認など、じつに細かい制度となっていました。

 これら一連の計数制度もある欠点を抱えていたということに気づき始めたのは一年たったころでした。


 またの機会にそのはなしをいたします。欠点とはなにか、どういった事態が訪れたか・・・
posted by 筆文字や隆庵 at 12:00| Comment(0) | イラストデザイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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