私たちがマネジメントの勉強を始めた以前、チェーン企業の発展黎明期の頃の外食市場はどんな経緯でどのように売上が推移していったかが経済白書に記録されていたものを図書館にて発見したので参考までに記してみます。
1974年頃・・・1位 日本食堂 309憶
2位 ニュートーキョー 146億
3位 養老商事 133億
4位 北国商事 130億
5位 魚国 130億
なんとなく当時の様相が分かります。列車食堂と駅を拠点としたスタイルの日本食堂、ニュートーキョーはビヤホール、洋食
養老の瀧などの居酒屋 そして道産子ラーメンの北国 給食の魚国
といった面々というのが当時の順位。それが8年後の1982年には
1位 マクドナルド 700億
2位 小僧寿し 675億
3位 すかいらーく 538億
4位 ロイヤル 500億
5位 ダイエー外食事業グループ 498億
という事でチェーン企業が上位を占めており市場規模で23兆円をこえたころで自動車産業を抜いたといわれたころ・・
最近では
1位 ゼンショーグループ・・合併提携を繰り返した結果 5250憶で一位
2位は ガストを擁するすかいらーくグループ・・・3500憶
3位 コロワイドグループ 様々な業態 2300億
4位に マクドナルド 1893億 という具合で
市場規模全体で30兆円を超えているのですが
基本は一店舗ずつの積み重ねであるという事に変わりは在りません。
一時期一世を風靡した少なくない企業が入れ替わっており飲食企業の寡占化傾向にあるといえます。
お客の外食体験の積み重ねの結果使い分けされていくといった現象があらゆる業態間で起きています。
チェーン時代からポストチェーン時代への移行はおそらく21世紀の初めに起きた狂牛病騒ぎを境に従来のチェーンの在り方を見直しを迫られていったものと思われます。
マネジメントの在り方も変化していったのですね。ということで
今日の落書きは👇
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