モノづくりがデザイナーの仕事です。一つの商品を世に送り出すという大切な仕事をしています。今までないものを送り出すこともあり、今まであったもので人々が忘れていったものをリバイバルさせるような仕事もあります。
リニュアルコンセプト、見直してみましょうといった商品もあります。見た目を変えるだけでヒットすることもあります。
世に出す商品の特徴をそれぞれ考えてみましょう。
それは、狙う市場と商品のマトリックスで分類していく事が必要です。
その1. 現商品(既存商品)これをAとします
その2. 新商品(開発商品)これをBとします
その3. 既存市場(今までのお客様・・例えば飲食業でいえば昼食市場とか居酒屋市場とか、今まで自店に来られている客等)これをCとします
その4. 新市場(今までのお客以外のお客)これをDとします
以上の4項目の組み合わでマーケットインを図っていくのです
AをCに展開する場合は現商品をいかにブラッシュアップしていくかが最大のポイントであり、品質の向上や価格見直し、商品ポジションの変化などの戦略展開になりましょう。又AをDに展開する場合もあります。新市場に現商品で展開するという事は、販売チャネルの増加。飲食業でいえば配達とかテイクアウト、キッチンカーの活用等による出張販売などが考えられます。
次にBをCに展開・・新商品を現市場にマーケットインする場合は新たな広告宣伝による告知戦術が不可欠です。新しいデザインなど、その媒体などをデザイナーは提案していくという事になりますが、現市場に定着するまでに時間がかかるようです。口コミの仕掛けが大事だと考えています。
BをDに展開とは、新店舗の展開という事になるでしょうから、今までの3通りとは別次元の話になります。この展開に関してはかなりのエネルギー、知恵とと資金と人材、アナリストの情報などが不可欠です。
手っ取り早い戦略は現市場に新商品といったスタイルが効果的ではないでしょうかとデザイナーは考えています。