2024年09月28日

秋分の日に

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものですね、記録的な猛暑もここにきて朝夕涼しくはなってきました。昼間はまだまだ30度を越えていますが今までの事を考えると明らかに季節の変化を感じます。

 秋分は春分と同じく昼夜の長さが同じになる日の事。

段々と本格的な秋がやってきます。

 ここのところの暑さは季節感を吹き飛ばす勢いですから日本列島春夏秋冬の体感がずれています。12月の中頃までは秋という感じがしますね。

 デザイナーは旬、季節感は旧暦に沿っていきます。僕の場合は商業デザインというジャンルでの活動なのでやはり季節の先取りを考えなければならないのだから、日ごろから旧暦は意識します。

二十四節気、七十二侯に応じたデザイン感覚を磨かなければなりません。

秋分の日というのは日本では「農事」としての意味合いをも込めていて、豊作を祝い、感謝を捧ぐ、田の神様を祀るころでもあります。

 稲刈り後の田圃、遠景に「阿蘇」あり

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  これらの絵を収録した画集
「日日是一画」アマゾンにて好評販売中


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2024年09月26日

秋分考

暦の上ではとうに「秋」とはいうものの連日30度を越える暑さがつづいたのが今年の「夏」

 まぁ例年通りでマスコミは毎年最高の気温とかで毎日報道していますね・・

暑さ寒さも彼岸まで とはよくいったもので朝夕は少し涼しさが訪れてきています、旧暦のほうが季節感をよくあらわしていると思うのは私だけであろうか。

とにもかくにも今日は「秋分」彼岸花があちこちに咲いています。曼殊沙華とも呼ばれています。その意味は「天に咲く赤い花」という意味だそうです。

藍色に近かった空の色もようやくホリゾンブルー、水色になってきます。イワシ雲のお目見えも近いと予感しているのです。

深呼吸しても肺に熱がこもることもなさそうですね・・・・

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2024年09月23日

旅館経営を考える

ある地方の温泉旅館のコンセプトを考える。

どんなお客の来店動機に応えるのかをまず明確にすることが大事。

それによって施設の在り方から接客方針が決められるのです。

 人々の旅に対する意識の変化がここ20年ほどでずいぶんと変わってきてます

まず、団体ツアーというものが減少。それに伴って大宴会場というものが不要になっていきました。所謂舞台つき、カラオケつきなどの大掛かりな宴会の減少によって、過去繁盛していたビジネスモデルの変更を余儀なくされた時を経て、大型旅館のリモデル、リコンセプト、改装を実施していったことが、投資額過剰によって経営コストの高騰が起こり下記のような問題を生じさせました

1. 人件費にコストのしわ寄せがいき高額な給料が出せなくなったという事

 それによって@慢性的な人手不足に陥ったA離職率が高まったB人手不足によるサービス付加価値の低下・・・悪循環は設備維持費などの節約といった具合に段々と旅館そのもののレゾンデートルが薄れていったことが客数減少となって行った。

 海外資本の導入を余儀なくされていったという事態になりマネーゲームの標的にされていった例もあります。

2. 社会の高齢化に伴ってあらゆる市場が縮小される中で確実に業績アップを可能にしている「旅館」の存在がある。という事に気づいたのも投資効率を考え直しましょうという考えに至ったこと。

ピンチをチャンスにかえようと・・・


デザイナーはだからこそ「コンセプト」を見直すべきだと提案していきたいのです

 1.顧客を設定する

 2.一組グループは何名を最低基準にするかを設定する・・・二人を基準に考

  えると夫婦、カップル から家族5人までを基本に設定する

  ・・・とした場合の客室スペースが設定できます・・

     食事の形態が設定できます・・・客室の設備他の設定

 3.予算の設定・・・ここではっきり旅館のレゾンデートルが明確化されていくというわけです。

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2024年09月12日

料理を展開するヒント

前回紹介した料理の在り方を参考にして考えてみます。前回は和食のそれぞれのジャンルをとそれを分解して提供している居酒屋のあり方を説明しましたが、少し深入りして考えてみたいと思います。

 今や何でもありの飲食店では顧客満足も経営利益も中途半端になるという事なので、各ジャンルの中の料理を選び特化させる手法でコンセプトを構築していく方法が取り入れられていきました。

 順をおって考えてみます。まず小鉢、前菜を前面に押し出した店が「小料理屋」という業態になり、お刺身を前面に押し出すと「刺身居酒屋」「海鮮居酒屋」となり、焼き物を特化したら「串焼きや」「焼鳥屋」「焼肉」などがあげられ、揚物は当然「てんぷらや」となります。煮物は「おでん屋」ごはん、米などは「どんぶり屋」などともとは会席料理の部分だったものを一気に主役とした店づくりなのですよね。

 続けてデザート特化型「甘味喫茶」など

その特化させたメニューで市場に進出し成功している店はいったいどの部分を強調しているかを観察するのも面白い「マーケティングリサーチ」ではないでしょうか。

 さらに細分化していくと食材のカット方法や調理方法などにこだわっている店もあります・・・秘伝のタレ云々、スパイスに特徴ありとかですね・・・

また自家製の豆腐、はたまた自社農場、牧場など産地にこだわった店など考えてますねー

現場の打ち合わせはいつも真剣(あたりまえ)です。デザイナーの立場のときもあれば店舗開業プロデュースを担当しながらデザイナーの仕事をする場合もあり様々な立ち位置があるわけで、今回はデザインという観点からかんがえてみようと思います。

 確認作業としてはまず、事業全体を貫く思想、哲学、所謂理念の存在です。

この事業を通して会社や個人がどの様なお役立ちに貢献するかみたいな言葉を見つけます。

 例えば、「価値ある豊かさの創造」・・・これは半世紀前のすかいらーくの理念でデザイナー個人としても好きな文言でした。

 次に、具体的な事業のコンセプトですが、コンセプトはお客様と自社をくっつける接着剤のようなもので、すべての人のすべての満足に貢献はできませんという話です。したがってお客を選ぶという事になります。

 例えば、ロードサイドを走って、移動途中の営業マンがお昼ごろお腹がすいたからランチをしようといったニーズにこたえるために飲食店を出そうということ。この場合の市場ニーズは「空腹を癒す」「車で移動中」といった現象を想像したときに、@どんな場所Aどんな食べ物B提供時間の制約C雰囲気などを決めていきます。

 それに応じたデザインは?

看板などは400m前から確認できるために色と大きさを決めます。飲食店は赤、黄色、オレンジなどの原色とその組み合わせが多いですね。という事からコーポレートカラーが決まります。

 それを基準にすべてのデザインの統一感をはかっていく。ここからがデザイナーの仕事という事になります。

 店内のレイアウト、装飾、ユニホーム、メニューブックおよびメニューデザイン、音響、照明などでどんなファッションのお客を想像して決め込んでいくわけですね、デザイナーとは言ってもその仕事の範疇はかなり広範囲にわたるという事です。

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 あったかシチュー

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2024年09月09日

ブランドづくり

ふと思いついたんですが、レストランや旅館のブランディングを考えた時ブランドの一つに自店が位置する地域そのものがブランドの一つになるのではないかと・・・・

 地域のブランドというのは世界中どこにでもありますよね、その地域ならではの特徴、特性をアピールすることによって集客装置となりうるケースです。

 町おこしといった観点でも構いませんがここでは個別の店舗、会社について考えてみたいと思います。

各お店の前から見える風景に着目してみました。

 町の顔であるシンボライズされた建物、古民家、道筋の風情、山々、海岸、などを特徴をデフォルメした絵を描きます。

 その絵に説明をつけて名刺大にします、更に裏面には店名と、インスタグラムやホームページのQRコードを記載しお客様に配布する。

 個性の表現としてはなかなかいいツールだとは思いませんか。

 お客様の口コミ期待、リピーター確保などに役立つと思います。

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2024年09月07日

メニュー作り

飲食店のメニュー作りのヒントの一つに和食だったら、旅館の会席料理を観てみるといいのかもしれません。というより会席メニューをばらしたものが今数々の業種・業態を創っているものとデザイナーは考えています。

 日本料理のコース構築はおおむね次のような順序で提供されます。

食前酒とともに添えられるのが小鉢もので地方の「珍味」というものとかが出されます。

 ほぼ同時に「季節の食材の前菜」が供されお酒をいただきます。(飲めない人はいまならノンアルドリンクですかね)

 食事の進み具合によりますが、次に「旬の魚介・・・定番のお刺身」

「煮物」として野菜の煮たもの、根菜や魚介などの「揚物」「焼き物」魚の串焼き、そして「強肴」として最近はステーキなどが提供されるケースが多いです。と同時に「ごはん」「香の物」「汁物」といった流れで最後に「水菓子 果物」となりおしまい。という流れを参考にしたメニュー構成となっています。居酒屋などではこのコースそれぞれの分野を独立させてメニュー表示していますが、品数がかなりの多さになり、不特定多数のお客様対応をと考えると煩雑になってしまい、結果として人手がかかるか、どこかで調理工程を省略するかとなっていくので、食材を特化した形で労働の集約による品質向上を図るか考えなければならないでしょう。

 旅館料理の会席はあらかじめの予約が原則なので可能なことが一般的な料理店では対応するには無理な部分があります。

 ある食材に関して冷凍ものを使わざるを得ない状況が、居酒屋チェーンの展開時に起きたため、どの店も変わりばえしないメニュー構成になって行ったものと想像に難くないでしょう。


飲食店のメニュー作りのヒントの一つに和食だったら、旅館の会席料理を観てみるといいのかもしれません。というより会席メニューをばらしたものが今数々の業種・業態を創っているものとデザイナーは考えています。

 日本料理のコース構築はおおむね次のような順序で提供されます。

食前酒とともに添えられるのが小鉢もので地方の「珍味」というものとかが出されます。

 ほぼ同時に「季節の食材の前菜」が供されお酒をいただきます。(飲めない人はいまならノンアルドリンクですかね)

 食事の進み具合によりますが、次に「旬の魚介・・・定番のお刺身」

「煮物」として野菜の煮たもの、根菜や魚介などの「揚物」「焼き物」魚の串焼き、そして「強肴」として最近はステーキなどが提供されるケースが多いです。と同時に「ごはん」「香の物」「汁物」といった流れで最後に「水菓子 果物」となりおしまい。という流れを参考にしたメニュー構成となっています。居酒屋などではこのコースそれぞれの分野を独立させてメニュー表示していますが、品数がかなりの多さになり、不特定多数のお客様対応をと考えると煩雑になってしまい、結果として人手がかかるか、どこかで調理工程を省略するかとなっていくので、食材を特化した形で労働の集約による品質向上を図るか考えなければならないでしょう。

 旅館料理の会席はあらかじめの予約が原則なので可能なことが一般的な料理店では対応するには無理な部分があります。

 ある食材に関して冷凍ものを使わざるを得ない状況が、居酒屋チェーンの展開時に起きたため、どの店も変わりばえしないメニュー構成になって行ったものと想像に難くないでしょう。
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2024年09月06日

絵師提案のカード

ふと思いついたんですが、レストランや旅館のブランディングを考えた時ブランドの一つに自店が位置する地域そのものがブランドの一つになるのではないかと・・・・

 地域のブランドというのは世界中どこにでもありますよね、その地域ならではの特徴、特性をアピールすることによって集客装置となりうるケースです。

 町おこしといった観点でも構いませんがここでは個別の店舗、会社について考えてみたいと思います。

各お店の前から見える風景に着目してみました。

 町の顔であるシンボライズされた建物、古民家、道筋の風情、山々、海岸、などを特徴をデフォルメした絵を描きます。

 その絵に説明をつけて名刺大にします、更に裏面には店名と、インスタグラムやホームページのQRコードを記載しお客様に配布する。

 個性の表現としてはなかなかいいツールだとは思いませんか。

 お客様の口コミ期待、リピーター確保などに役立つと思います。
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 これは長崎彼杵にある「つわぶきの花」という旅館のメッセージカード 名刺大で裏面にQRコードを付けています

 今やパンフレットは荷物になるので名刺大にしたことと情報の更新がたやすくできるという事でこのアイデアを
 採用していただきました。

 公式homepageは   



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2024年09月03日

メニュー考察手順

飲食店のメニュー作りのヒントの一つに和食だったら、旅館の会席料理を観てみるといいのかもしれません。というより会席メニューをばらしたものが今数々の業種・業態を創っているものとデザイナーは考えています。


 日本料理のコース構築はおおむね次のような順序で提供されます。


食前酒とともに添えられるのが小鉢もので地方の「珍味」というものとかが出されます。


 ほぼ同時に「季節の食材の前菜」が供されお酒をいただきます。(飲めない人はいまならノンアルドリンクですかね)


 食事の進み具合によりますが、次に「旬の魚介・・・定番のお刺身」


「煮物」として野菜の煮たもの、根菜や魚介などの「揚物」「焼き物」魚の串焼き、そして「強肴」として最近はステーキなどが提供されるケースが多いです。と同時に「ごはん」「香の物」「汁物」といった流れで最後に「水菓子 果物」となりおしまい。という流れを参考にしたメニュー構成となっています。居酒屋などではこのコースそれぞれの分野を独立させてメニュー表示していますが、品数がかなりの多さになり、不特定多数のお客様対応をと考えると煩雑になってしまい、結果として人手がかかるか、どこかで調理工程を省略するかとなっていくので、食材を特化した形で労働の集約による品質向上を図るか考えなければならないでしょう。


 旅館料理の会席はあらかじめの予約が原則なので可能なことが一般的な料理店では対応するには無理な部分があります。


 ある食材に関して冷凍ものを使わざるを得ない状況が、居酒屋チェーンの展開時に起きたため、どの店も変わりばえしないメニュー構成になって行ったものと想像に難くないでしょう。

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